「関係なくはないだろ!…俺達パートナーじゃん…」
そう言うラックの目は何故か…少し悲しそうだった。
“バンッ!!”
前のほうから音がした。
建物の陰から覗くと今回のターゲットがすぐそこまで来ていた。
「ヒース」
ラックの声に私は頷く。
私達はさっきまでの私情を保留にした。
「今日は私、1人でいい」
そう一方的に伝えて私はその場を飛び出した。
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「お前…本当に何があったんだよ?」
ターゲットを殺り終わった後、ラックが物陰から出てきた。
「…何って?」
「いきなり飛び出していくなんて、お前らしくないじゃん。
しかも、その血なに?」


