「まぁ、一緒に暮らしていてもほとんど家にいなかったから今と変わらないわよ」
月乃は平然と言い放つ。
俺はそれ以上聞けなかった。
気づいていないかもしれないけど月乃が話してくれたとき…少しだけ寂しいそうに笑ったから。
「そうか…」
俺はこれしか言えなかった。
「・・・‥そういえば大分前に言ってたよな。
『どうして俺が教師になったのか?』って」
「えぇ。そんな話をしたわね」
「今は殺し屋してるけど俺の家は普通なんだ。
親父は公務員とかやっててさ昔なんて殺し屋とは無関係な生活を送ってた」
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