「別に…。ただ梅沢さんの心が変わったと思っただけ」
「へぇ~…。ちなみに月乃は罪の意識とか思っているのか?」
―ッ!!
こいつ、なに言って・・・
「それはっ・・・」
“ピンポンパンポン……校内にいる先生方。
今から職員会議を行いますので今すぐ職員室にお戻りください”
答えようとした瞬間、タイミングよく校内放送が鳴った。
私・・・今、なんて言うつもりだったの--?
「……はぁ~。呼び出しだ」
山岸はため息をついて頭をかいた。
「…今回の事件?」
「あぁ。先生達は大騒ぎだよ。前にもあった殺人事件も解決していないから皆、神経質になっているんだよなぁ」
めんどくさそうにチラッと私を見てきた。