【短】好きなのに…





由季がいなくなって2年がたとうとしていた。



今でも俺は由季を思い出してしまう。
忘れようと思えば思うほど忘れられなくなる。





だけど早く由季の事を忘れなければならない。








そんなとき急に転勤が決まった。
場所は京都。

丁度いい。俺は由季との思い出がいっぱいつまった地元を離れ遠く離れた京都に行って心機一転に頑張ろう。







2週間後。

俺は荷物を段ボールにまとめて先に荷物を送った。

部屋を片付けているときにあるものがいっぱい出てきた。

それは由季との思い出のたくさんの写真、あの時里依ちゃんから預かっていた手紙。


捨てようとおもいゴミ箱に持っていったけど躊躇ってしまった。


はぁ、なんで俺、こんな未練タラタラなんだ??

これじゃ京都に行って頑張れんのか??