由季からの手紙を見終えた俺の目から溢れんばかりの涙が出てきた。
「…っ…なんだょ…っ…
…守りたいものって…
大切な人って誰だよ…っ…」
ここが喫茶店と言うことを忘れて俺は泣き続けた。
そんな俺を輝流は何も言わずにずっと傍にいてくれた。
どれくらい泣いただろ??
1時間くらいは泣いたかな…
「輝流ごめんな。」
「大丈夫。
それより落ち着いたか??」
「あぁ。泣いたらだいぶ落ち着いた。
俺さどうしたらいいだろ…
このまま由季の事思い続けても無駄なのかな…」
「……。
どうだろうな。
自然と忘れられる日がくるまで思い続けもいいんじゃない??」
「…そうだよな。
輝流ありがとうな。
お前が親友で良かったわ。」
「フフン。何を今更。
困った時はお互い様。」
本当、お前は最高の親友だ。
お前がいなかったら俺、今回の事立ち直れなかったと想う。

