「じゃあ何で手・・・っ」
・・・やっぱ気づいてるか。
「繋いでンじゃん」
ちょっといじめてみる。
「握って!」
「握ってンじゃん?」
わざとだらんっと手を垂らす。
「猛っ!」
プ。何こんなことに必死になってんだよ。
「繋いで!!」
「いーよ」
「早く!」
今度は両手を使って、俺の指を曲げて握らせようとしている。
「ここで?」
「どこでも関係ないじゃん!!」
俺は澄子のスカートの中に手をいれ、尻を撫で回した。
「きゃ!?」
いきなりのことにびっくりしている。
「何してんの!?」必死で俺の手をどけようとしている。
俺はわざと耳元で囁いた。
「早く繋がりてぇんだろ?」
「ばかーー!!」
耳を抑えて真っ赤な顔をしている。・・・本当からかいがいのある女。
「もう!いつまで触ってんのー」
ポカポカと俺の胸を叩く。
「おまえさぁ・・・」
「何!?」
・・・なに言う気だったんだよ俺。
あの男に触らせんなよ・・・とか?
アホか。触らせるわけねぇっつーの。
てか二人きりにしなければいい話だ。
あいつだって生徒には手出さないだろ。

