無口なDarling



それに比べて私は、目なんか真ん丸くて幼いし、鼻筋もとおってない。


唇なんかぽてってしてるし・・・


「澄子?部屋のちゃんとした風呂で洗ってこいよ。」


え・・・?


「飯来てからゆっくりしてぇし、」


困る・・・そんなの無理だよ・・・


「いい・・・夜入る」


「なんでだよ?」


「いいの・・・」


「だからなんで」


何も知らない猛に少しだけイライラして。


猛には分かんないよ。最初からそんな風に整った顔なんだから。


「すみ「うるさいなぁ!!入りたくないんだってば!」」


つい怒鳴ってしまった。



あ・・・


「猛・・・」


「あそ。じゃあ勝手にすれば?」



そう言って猛は出て行ってしまった。


怒らせちゃった・・・


せっかくの旅行なのに・・・猛、今日すごく優しくしてくれたのに・・・


チャプ


さっきまで背中に感じていた猛の温度が無くなって、急に寒くなった気がした。



「もう・・・何してんだろう・・・」