無口なDarling

「おう」


「ご近所の目とか・・・恥ずかしくて・・・その・・・」


「分かってるよ。・・お前今日も・・・習い事?」


習い事?っと聞くのをためらいながら聞く。


やっぱり社交ダンスがまずかったかな?



バイトも給料日までだからあと一週間くらいなの。


待っててね?


がんばって働いて、この前のお礼するからね!



それで、猛が生まれてきてくれた日を二人で過ごそうね。


「うん。そう」


「そっか。また迎えに行くけど?」


「え・・・でも・・・本当に悪いし・・」


「澄子。嫌なの?来て欲しいの?どっち」




そんなの・・・


「来て欲しいぃ・・っ」



「泣くなよ。バカ」


猛が優しいから、すごく嬉しくって。


無視されてたのすごく辛かったのっ



「うっ・・・チュウしてぇ・・・」


猛の服の裾を掴む。


「・・・やだね」


額と額をつけて、もうキスできそうな位近いのに・・・


「なんで!?」


「この前拒否られてむかついたから。」


え~!?


「だからあれはぁ!」


「ふっまた今度な」


ポンっと頭をなでて自分の教室に戻ってしまった。


してくれなかったけど、笑顔見られたから、いっか?




それから一週間


待ちに待ったバイトのお給料。


あとは猛へのプレゼントを買うだけ。


私はさっそく親友とプレゼントを買いに、ショッピングモールに来ていた。



「千代~何がいいと思う!?」


「ん~??柚木君って怖いからわかんないや~」


そう言って、ふらふらと訳の分からないアジアンの置物が売っているお店に入って行く


天然の親友、千代。


・・・・怖いとか関係ないじゃん?



「千代はいつもスグル先輩に何あげてるの?」


参考までにねっ