無口なDarling

そのまま首筋に唇を押し付けて強めに吸い上げる。


「・・・っんぅ」


白い肌に噛み付いた跡のように付く“俺のモン”って印。


すると澄子は嬉しそうにそれを指で撫でた。



「・・・私も付ける・・・」


澄子は起き上がり俺の上に跨る。


・・・は?


「・・・無理。いいから」


そう言ってもう一度俺は澄子を組み敷いた。


なのに・・・


「ふぇぇええ!浮気者っ」


と声を出して泣きあげる。


・・・本当にこいつ酔うと始末に終えない。


「俺のどこが浮気もんだ?あ?」


「だってぇ!キスマーク付けさせてくれないって事は見られたくない人がいるんでしょうー?」


グスグス、と泣く。


「・・・ハァ」


「なによぉ!」


「じゃーどうぞ」


俺は組み敷いてた澄子を起き上がらせ、俺の膝の上に座らせる。



「?」


「付けろ」


「え・・・」


何自分から言ったくせに照れてんだよ。