それからは俺は自分のサボり場所を屋上に変えた。
それから何回か澄子とすれ違う機会があり、その時目があって「おはよう」と声をかけられた。
一瞬びっくりして、頭を下げることしか出来なかった。
「・・・」
そういえばもう、付き合ったのか?あの話してたやつとは・・・すっげー頑張ってたもんな。
そう思うと、何故かやるせない気持ちになった。
無意識のうちにサボり場所をここに変えたの、“付き合ったんだ”って言う言葉をあいつから聴きたくなかったからかもしれない。
・・・いつのまにか惹かれてたんだ。
俺の持ってない感情をいっぱいもってるあの女に。
俺と違って素直な性格の女に。
明るくて、人を元気にさせられるような力を持ってるあの女に。
いつの間にか惹かれてた。

