「まー子?これコピー」



桐沢社長が書類を渡してくる。



あたしは今日もかっこいい桐沢社長を見ながら受け取った。



ダメだってわかってるけど、目で追っちゃうの。



「なぁ、まー子?もしかして好きなやつできた?」



あたしは桐沢社長の言葉にドキッとした。



だって……あなただから



「い……います!」



正直に答えた。
強がりなあたしが……



あたしがそういうと桐沢社長の顔が恐くなった。



「誰なわけ?」



あたしは少しビクッとしてしまった。



「……教えません。」



「ふ〜ん」



桐沢社長はそういうと、椅子から立ち上がりあたしに近づいてきた。