涙が愛しさに変わるまで




次の日になり、亮はあたしの家へやってきた。



「真依の家綺麗だね。なんか意外。」



クスッと笑う亮にあたしも笑ってみせた。



あたし……うまく笑えてたかな?



「……真依?どうかした?」



「う、ううん!」



まだ……まだダメだ。



まだ亮を悲しませちゃ。



誕生日パーティーが終わるまで、その時までは仲良く……。



あたしは事前に作っていた料理をテーブルに置いた。


「これ真依が作ったの?」