涙が愛しさに変わるまで



あたしはそんなことを思いながら自分の家へ帰った。








「ただいま~」



あたしは電気をつけ、お風呂を溜めた。



あ、そういえば携帯置いてったんだ。



あたしは携帯の電源をいれた。



するとメールがあれから二件増えていて、着信も一件あった。



「やっば~……」



あたしはメールを古い順に開いていった。



一件目の内容は次会う日の予定メール。



二件目は「真依?大丈夫?」というメール。



三件目は「ごめんね。ゆっくり休んで。おやすみ」と書かれていた。



……本当にあたしって嫌な女だな……。



亮はなにも悪くなんかないのに。