櫻桃~サクランボみたいな二人~



「今日は、我が学校で開催する、ミス・コンテストについて、やりまぁ~す!!!」

「はぁ?ミス・コンテストォ?」

何だそれ…?

「何ですか?それ」

「あぁ?桃花あんた、ミス・コン知らんのか?」

コイツ…そんな事も?

「いやぁ~違う違う!そうゆうことじゃなぁ~い」

「あなたの言いたいことはなんとなく分かったわ。詳細を説明しろってことよね?」

そうゆうこと?

「はいぃ!そうですぅ~」

「えっとね。ミス・コンでは、この学校の女の子が、美しさを競うだけでなく、出場した、女の子達に、自信を持ってもらうためのものよ。もちろん、この生徒会の女の子も出てOKよ」

桃花は出したくないなぁ…。

「桃花出ればええんちゃう?」

「え?」

「そうだよ。桃花ちゃんが出ればいいじゃん」

真矢那と蒼慈が、俺の望んでいない案を出した。

「いいわねぇ。じゃぁ、桃花サンは、強制的に決定!」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

はぁ。…って、なんで俺が溜息を…。

「ちょっと、待ってください。なんでっ!」

「桃花サン。出てくれたら、いいもの…あげるわよ」

ん?

なんだ…?