プレーン


――なんとも言えない、まさに

"破竹"

と言う言葉がオノマトペになりそうな、垣根の壊れる音だった。


わざと転倒した為に垣根は横倒しで、

台風に見舞われた様相を呈している。


真相たる僕と言えば、目となり落ち着いてこころを観察しようとしたが、

自分が引き起こした惨事へやり過ぎの感を見出だして、

恥ずかしさと申し訳なさで一瞬、

視界を放棄してしまった。