「俺は、いつでも美羽を見守ってる。」

「ちょ、なんで、新は一人で抱え込むの!?」

「一人じゃない。俺は一人なんかじゃない。」

「え?」

「美羽がいるから・・・。」

とまた、無邪気に笑った。

その笑顔に悲しくなって

私は泣き出す。

「じゃあな。俺はずーっと俺のダチだから。元彼・・・あ、いや今彼と幸せになるんだぞ?」

そういって、背を向けて行ってしまった。

「新!!」

呼んでも振り向いてはくれない。

私の大事な友達があんな遠くに行っちゃう・・・。

「新!これだけは覚えておいて!私は新が好きだから!」

そして、振り向いてくれたかと思うと

「ダチとしてな!」

といって、また行ってしまった。