先生がいた。

「うぁー・・・。教育委員会に訴えられる!!」
「なんかリアルな叫び、やめてくださいよ。」

はは。と先生がはにかむ。

「もう怒ってないです。」
「良かった。」

ごめんな、と先生が私の頭に手をのせた。

びっくりしすぎて何も言えなかった。

「じゃ、今度送ってやるから。それで勘弁!」
「は、はい。」

私にドキドキを残したまま先生は去っていった。