「お前。俺をナメんなよ!高校のとき軽音部だったんだからな。」
「軽音部ー!!あはははは!!ウケる!先生が!?」
「今歌ってくださいよ!聴きたい!!」
みんなでひとしきり爆笑し、友香が先生に催促した。
「い・や・だ。俺の美声をこんなところで披露したくない。」
「でた!でました!ナルシストの本領発揮!」
「うるさいなー。ま、練習がんばれ。」
先生がどこかに行ってからもみんなで笑う。
「まじうける!さっきの話本当!?」
「あーでも本当じゃない?練習中でもたまに鼻歌とか歌ってたし。上手だったよ。」
千鶴。羨ましいよー!先生の生歌!!
