先生がいた。

「遅ればせながら参上!!」
「美紀ぃ!!待ってたよ~~。」

走りながらプールサイドに走っていくと美由が迎えてくれた。

「みんな行くとは知らなかったからね。この前会った時に言ってくれればよかったのに。」
「ごめん。あの日はまだ決めてなくて。」

更衣室に入って水着に着替える。

「あ、そういえば美由って携帯買ったの?」
「え、ううん。何で?」
「いや、さっきの電話ってここから掛けたんでしょ?誰のかなって思って。」

この流れはちょうどいい。

「あぁ。あの携帯!あれ高崎のだよ!!」
「ぅえっ!高崎!?何で~!?」

素直にリアクション出来ない!!