先生がいた。

いやいやいやいや!!
全然楽しみになんかできないから!!

「ほんとに高崎どっか行っちゃうのかな?」

不安がばれないように、いつも通りの声で美由に聞く。

「さっきのびみょ~だよね。冗談っぽかったし!高崎のコトだからふざけたんじゃなぃ??」

美由はそんなつもりじゃないだろうけど、その言葉に励まされた。

「だよねぇ!じゃぁ私たちも教室にあがろ~。」
「おー。」