「お待たせ〜」
いつものオネェで裕哉とたけるさんが席についた。




堅が怪訝な顔をしているのを察してか、裕哉が話した。
「たけるさんも翔が心配みたいで、一緒に捜したいって言うからさ」




続けて、小声で裕哉は堅に耳打ちした。
「しかも、たけるさんが翔のことで何か知ってそうなんだよね」