あの日は、酷く暑い日だった。




親友と幼なじみと二人、同じ高校に入学して、4ヶ月ほどが過ぎた頃だった。





二人の気持ちは、一番近い位置で見ていた京子が、よくわかっていた。






それでも…。






それでも、その日が来なければいい、と。ずっと思っていた。