さっき居た場所からたった十メートル歩いた所で敵をはっきり視認できるようになった。 凶悪な人相をした屈強な男達がざっと五十人。はっきりと見えているだけに絶望的な結果を見せつけられているようで恐ろしい。 しかし、俺はまだ自分を終わらせるつもりなど無い。 俺は拳銃『カプリッチオ』を構え、銃口を空へ向けた。 ほぼ同時に周りの男達がそれぞれの武器を構える音が聞こえる。 かまわず、俺は空に向かって引き金をひく。