チュンチュン……



あたしは、鳥の囀り声で目が覚めた……。



何故かあたしは、ガッチリした物(?)に捕まっていた……。



あたしは、必死に重たい瞼を持ち上げた。




すると、そこには逞しい胸板があった……。



ん?
胸板?



何でこんなとこに胸板があんのよ!



あたしの頭はみるみる内に冴えていった……。




「胸板~~!?」





すると、あたしの目の前にある胸板が動いた。



「うるせぇな。朝っぱらから大声出すな。」




その逞しい胸板の持ち主は、こともあろうにあの慶輔だった。



慶輔?
何で慶輔が?





「って、何してんのよ~!!あんたは!!」



あたしは、これでもかってくらい大声で叫んだ。



「だからうるせぇって、言ってんだろうがァ」




あたしは、慶輔があたしを抱きしめてンのと、逆ギレしたのにイラっとして、慶輔のお腹に美しいクリーンヒットをお見舞いしてやった。



「くはっ……。」



けっ!
ざまあみろ!


勝手に抱きしめて逆ギレするヤツが悪い!!