《真凜side》


はぁ~

ホント慶輔って強引よね~



まぁ、なんだかんだ言って、お昼ご飯作ってるあたしもあたしなんだけど……。




それより、何作ろうかしら…。



∑あっ
魚介類発見!!


しかも、新鮮で美味しそお~

パスタもあるし、ここは無難に得意料理の“ペスカトーレ”にしときますか










約30分後……




美味しそおな、“ペスカトーレ”が完成しましたッvV

うわぁっ
ハートとかキモッ
自分で使っといて引いたわ





「おっ!美味そうじゃん」

「当たり前よ!だってあたしが作ったンだもの」

「ククッ……」

「ちょっと!何笑ってンのよ」

「別に?」

「そんなこと言うんだぁ~。慶輔の分は無しね」

「ちょっ!おまっそれはねぇだろ?」

「慶輔が悪いのよ」

「ごめんって……。冗談だかんさ」

「謝ったから、許してあげる」

「ってかさ、さっきからずっと思ってたんだけどさ、作りすぎじやね?流石の俺でもそんなに食えねぇや」

「全部食べてなんて一言も言ってないわ。あたしが食べンのよ」

「は?お前が?」

「そうよ。悪い?」

「いや、悪かねぇけどさ、そんな細ぇ体してそんなに食えんのか?」

「あたし…胃下垂なのよ」