でも,聞こえてた。
千由が話してぃる間も,ずっと。
耳をつんざくょぅな叫び声…。
千由の話しが終わるまでに,5人もの人が犠牲になってぃた。

『綾芽ちゃん,ごめんね。千由…そろそろかも。次か,その次』
『へっ?何それ…?』
千由は黙って微笑んだ。
そのとき。
『【56人目が失格となりました。残りは44名です】』
『次,多分千由だ…。綾芽ちゃん,綾芽ちゃんだけは…負けないでね』
千由は言った。
このゲームには似合わない,精一杯の笑顔をぁたしに向けて。
その目には涙が浮かんでいた。
『ちょっと待ってょ!何で千由が次なの?!そんなの,そんなの…絶対嫌だょ』
ぁたしは必死になって言った。
が,千由は…首を横に振るだけだった。
『絶対死なせなぃから…!』
ぁたしがそぅ言ったとき,
ガラララッ!
凄い勢いでドアが開いた。
ぁたし達は息を潜める。
でも,見つかるのにそう時間はかからなかった。
『見ぃっけた…』
そこに立ってぃたのは…
ぁのときの…
絵莉を殺した男子。
『もぅ逃がさなぃょ…』
ょく見ると,そぃっの目は焦点が定まってぃなぃ。
ャバぃ。
このままじゃ,確実に殺られてしまぅ…!
『絵莉を…絵莉を殺しといて,この野郎…っ!!』
ぁたしは涙声で言って,男の腹を思ぃ切り刺した。
『ぅ゙あああっ!!』
『千由,今のうちに早く!』
ぁたしは千由を連れて走った。
もう,誰にも迷惑はかけない。
心配もかけない。
そぅ誓ぅょ。
誓ぅから…もぅ誰にも死んでほしくなぃ。
千由は,ぁたしが守る…!