そんなぁたしの願いもむなしく…
『【後半戦スタートまで,ぁと5分となりました。くれぐれも校外にはでなぃょぅに。それではぁと少し,頑張ってください】』
ZOFの声が頭に響く。
『行こう,綾芽ちゃん…』
ゃだ。
行きたくなぃ。
『死んじゃってもぃぃの…??』
それは,もっと嫌だ…
ぁたしは立ち上がって言った。
『どこに隠れる?』
千由は答えた。
『ぃぃ場所,思ぃっぃたょ』
ぁたしたちは歩きだした。


『ねっ?ぃぃ場所でしょ』
『確かに…ぃぃかも。でも,微妙だなぁ』
ぁたしたちの隠れた場所。
それは音楽準備室のピアノの下。
………微妙。
『大丈夫だょ,ここなら。それょりさ…話し,聞いてくんなぃ?』
『な,何?』
改まった千由の態度に,ぁたしまで少しかしこまってしまぅ。
『何で普通の高校生が,こんなぃとも簡単に殺人が出来るのかってことだょ。ぃくら何でもぉかしぃ。何か,仕掛けがぁるんじゃなぃかと思うんだ。綾芽ちゃんはどう思ぅ?』
千由こそ,この状況でょくそんな冷静でぃられるなぁ…。
なんて,勿論口には出さなぃ。
『ゎ,わかんなぃ…。でも,仮に仕掛けがぁるとしたら,それは何?一体どぅゃって…?』
『そこまでは,ゎかんなぃけどさ。何か,変なんだょ…。これ,ただの快楽殺人鬼の犯行ってゎけじゃなぃ気がする』
千由,鋭い…。
『なんでそんなこと分かるの?』
『別に。千由,親カウンセラーなんだ。だからちょっと興味ぁるってゅぅか…』
『そぅなんだ…』
それから千由は少し,家族にっぃて話してくれた。
家族は凄く優しいこと。
兄弟とは毎日のょぅに喧嘩すること。
それでも仲良しなこと。
この状況でそんな話しをするなんて…。
きっとぁたしのことを気遣ってくれてぃたのだろぅ。
ちょっとだけ,泣いてばかりじゃダメだって気持ちが大きくなった。