完━あなたは、敵━<先生との恋・スピンオフ作品>




説明する台詞を書いた紙を持ち、表情を意識しながら声に出す。


少しはマシかも。


喋って渇いた口に潤いを、と入れたラテを飲んだけど。


「……やっぱりカフェの方が美味しい」



カフェには行きたくて、ポツリと出た独り言が静かな室内に寂しく零れた。