なぜかいきなり隣の三浦さんへと振るおじさん。 私は三浦さんの名前が出ただけでドキっとした。 「来る途中言っていたんですよ、向こう側はどんな人を担当にしたのだろうかって」 おじさんは続ける。 三浦さんの方を見れば、膝に肘をついてそのまま両指を絡ませた状態で真っ直ぐにあたしを見つめる三浦さんがいて。 あたしも反らす事ができずただ見つめ返す。 すると、三浦さんはフッと短く息を吐いてから……。