「すみませんっ!」


慌てて付いていこうと足を動かして近づいたあたしに、三浦さんが今度はROSEの店の方を見てて。


それからあたしを見て、



「……見ていきますか?」

と言ってくれた。



「いえ、良いです!急に止まったりしてすみません」


「でも…今見てたでしょう?少しくらい見てっても……」



「や、本当に良いです!」

別に買う予定の物も無いし、ただ見るだけに三浦さんをつれ回すのも悪い。