「それでは1ヶ月後のプレゼン、楽しみにしてます」


その言葉と同時にお開きになる会議。



ガタガタと椅子を引いて人が騒がしく出て行く中。

私は1人だけ席を立とうとせずに、ずっとくっつけていて疲れた足を思いっきり伸ばした。



「おい、小村。帰るぞ。何寛いでんだ」

足を伸ばしたまま隣に視線を向ければ片付けながら席を立つ、上司。