完━あなたは、敵━<先生との恋・スピンオフ作品>



「びっくりしました。別人みたいで、突き放されたみたいで」


本当にびっくりした。


まさか三浦さんが今回のプレゼンに参加しているなんて思ってもいなかった。


その上、嘲笑うかのような態度を示されて。



傷ついてない、と言ったら嘘になるもん。


「……どうしても、椿ちゃんと本気で戦ってみたかったんです」

「戦う?」




あたしと、本気で?

三浦さんが言った一部を繰り返すように聞くと、

三浦さんは「俺達は“敵”でしょ?」と、あの時私が言った言葉を使い笑った。