強気なミオと優しいオミ

「あぁ…あの時ね?」


蜜柑は知ってるって顔をしている。


「え!?
いつの事??」


「劇が決まった次の日に、細かい打ち合わせをしたでしょ?
…あぁ、ミオがふて腐れて寝てたときの事だったわ…」


蜜柑がため息混じりに呟いた。


そりゃあ知らないはずだ♪


「私が困っていたら…
『嫌なら嫌って言っていいよ?』って、徹くんが声をかけてくれて…」


早苗は恥ずかしそうに呟いた。


それにしても徹のやつ…


私とオミには何も聞かなかったくせに!!!


「確かに。
あの時もし徹が声をかけなかったら、早苗はあの役で決まってたもんね?
なるほどねー…」


蜜柑は妙に納得してるし。


「…徹かぁ。」


私はかなり納得がいかないけど、早苗がこんなに真っ赤になりながらも、徹が好きだと言うのなら…可愛い早苗の為だもんね…


「分かった!!
私、協力する♪
…でも、協力って何をすれば良い?」


協力って以外と難しいんだよね…


「今は何もしなくて良いの♪
でもいつか…自分で言える勇気が持てたら…その時は協力してくれる?」