強気なミオと優しいオミ

「まぁね…
あいつは昔っから性格変わらないからなぁ。」


オミが苦笑いを浮かべた。


「昔からって…二人は幼なじみ?」


「そうだよ。
家が近くて、幼稚園からの付き合いかな。」


「そうなんだ!?
それにしては普段あんまり一緒にいないよね?」


私が首を傾げると、オミは窓の方へ顔を向けた。


「高校に入ってからは…ミオ達といる時間の方が長いからなぁ。」


「あぁ、そっか。」


ん?


オミの顔赤い?


「あぁ…夕陽が当たってるからか。」


「えっ何が?」


「なんかオミの顔が赤く見えたから。」


私が言うと、オミは一瞬何かを言いかけて俯いた。