強気なミオと優しいオミ

「うるさいよ、露木!
さぁ上がって?
今コップとか持って行くから♪
オミ、案内して?」


ミオちゃんはそう言うと、露木君を連れてリビングに入って行った。


私達は2階に上がって、ミオちゃんの部屋に入った。


思っていたよりも綺麗で、本当に掃除の必要があったのかなと思うくらいだった。


「意外にシンプルな部屋だね。」


蜜柑は辺りを見回しながら言った。


「その辺好きに座って?」


オミ君は慣れたようにクローゼットからクッションを取り出した。


「ふーん…
慣れてるねぇ?」


蜜柑がニヤリと笑うと、オミ君は恥ずかしそうに笑った。


「はい、お待たせ♪」


ミオちゃんがコップやお皿を持って来た。


オミ君が慣れたようにジュースを分け、お菓子を広げた。


「…本当に慣れてるね?」


蜜柑が苦笑いを浮かべた。


「…いつもやってるからね。」


オミ君が苦笑いを浮かべると、ミオちゃんは恥ずかしそうに笑った。