強気なミオと優しいオミ

「オミ君はよくミオの家に行くの?」


蜜柑がジュースを物色しながら言った。


「勉強を教えたり、一緒に映画見たり…
部屋を掃除してあげたりね?」


オミ君が苦笑いを浮かべた。


「…ミオの部屋そんなにヒドイの?」


蜜柑が苦笑いを浮かべた。


「ヒドくはないんだけど…
油断してると広げっぱなしになっちゃうんだよ。」


私は思わず笑ってしまった。


「なんだかミオちゃんらしいわね♪」


蜜柑とオミ君も楽しそうに笑った。


私達は買い物を済ませると、オミ君の案内でミオちゃんの家に向かった。


今までは外で会うことが多く、お互いの家に行くのは初めてだった。