強気なミオと優しいオミ

「じゃあ帰りに色々買って行きましょうか♪
ね、早苗?」


蜜柑が優しく微笑んだ。


「…うん。」


甘えているようで申し訳ない気持ちになったが、今は皆の好意に甘えてしまおうと思えた。


「よろしくお願いします。」


私が微笑むと、ミオちゃんが嬉しそうに笑った。



放課後になり、私達はミオちゃんの家に向かった。


「何買って行く?」


ミオちゃんの最寄り駅近くのコンビニで、私達はお菓子や飲み物を買って行く事にした。


「えーっとね…あっ!!」


ミオちゃんが突然叫んだ。


「どうしたの?」


「私先に帰る!!
部屋掃除しなきゃ…
オミ、二人を連れてきてね!?」


そう言うとミオちゃんはコンビニを飛び出して行った。


「…一人で出来るのかな?」


オミ君が困ったように笑った。