強気なミオと優しいオミ

後夜祭は、校庭でキャンプファイヤーを囲みながらという定番スタイルだった。


もちろん私達は色んな人に取り囲まれて身動き取れず…


「ねーねー♪
何がきっかけだったの?」


「劇のキスシーン、本当にしてたって聞いたけど!?」


「お互い好き過ぎて困ってるって!?」


もう質問の内容すら理解出来ません!!(T-T)


「いい加減にしてあげたら?」


背後から声がして振り返ると、救いの女神が立っていた♪


「リオさん!!」


リオさんはニッコリと微笑んだ。


「そろそろ気はすんだでしょ?
いい加減にして後夜祭に参加しないと…」


「行きます!!
直ぐに参加します!!」


まさに鶴の一声♪


一発で皆が去って行った!!