私達は夕方まで遊び続け、西日が濃くなった頃にアクアランドを出た。


「はぁ、楽しかった♪」


「本当ね♪
一日ですごく焼けたわ。」


腕が少しヒリヒリする。


「また来ような?」


徹が笑顔で言うと、隣にいた早苗が嬉しそうに頷いた。


「あの2人、後少しだね♪」


私が蜜柑に囁くと、蜜柑は楽しそうに頷いた。


「でも、ミオも頑張らなくちゃだめよ?」


「何を?
夏休みの宿題?」


「違うわよ…」


蜜柑が呆れたように笑った。


「オミ君も苦労するわね?」


蜜柑がオミに囁くと、オミは苦笑いを浮かべた。


「何の事?」


「なんでもないわ♪」


なんだか上手くはぐらかされてしまった。


日が傾き始め、私達は家路に着いた。