「な、なんだよ剛!!」


帰ろうとする俺を背の低いデブの太郎が呼び止めてきた。


「あ?」冷たい目で太郎を見つめる俺。


「今日カラオケ行くつったじゃねぇかよ」

「そんなん聞いてねーし」


だんだんイライラしてきた俺は

携帯をカバンから取り出すと

『可愛い小動物みたいで太郎うざい。』とか
『あいつマジぶりっこだろ。ちくしょう可愛い…』とか
『本当養ってやりたくなる。むかつく太郎』と書かれた


学校裏HPの『可愛いもの発見!掲示板』を見せてやった。
ショックを受ければいい。


「なっ…!?」