「うわぁ。客観的に見たらこうなるのか。確かに冥王は嫌われて当然だな。」

リーズが今行っている処刑方法は、首と胴体を切り離して、頭に自分の肉体がゆっくりと刻まれていく光景を見せるという、血の流れを操るリーズならではの処刑方法だ。
しかし凄いな、首って胴体と泣き別れても血さえ確保出来ていれば何とでもなるモノなのか。参考にしよう。


「はい次、両手の指が一本ずつミキサーにかけられていきまーす。」
「や、やべてぐれぇえぇぇ!」


おぉ…何だか混ざりたくなって来たぞ、コレ。


「次、貴方は♂の様なので■■■を●●●して▲▲▲します…キャッ」
「ぁぁああぁああぁああ!」


コレは酷い…。
自分がやられる訳ではないのに思わず股を両手で隠してしまった。

「あ、リーズ。今気付いたけどそろそろ時間。」
「え?残念ですね…折角の良い玩具だったのに…。」


そう言うとリーズは能力を解除した。途端に辺り一面は血溜まりだらけになる。


「で、魔王様感想は?」
「アッサリし過ぎてツマラナイね。RPGゲームをチート使用でクリアするかのような感覚だったよ。」
「左様でございますか。」



二人は再び姿を消す。

後に残ったのは体液という体液を散らしながら息絶えた竜人(♂)の死骸だけだった。