「お疲れ様でした。冥王様にしては随分アッサリ殺してしまいましたね?」
「いや眠いし。」
「では意識もカラダもぶっ飛ぶ位気持ち良い事…してみませんか?」
「確実に心臓から直に血ィ吸う気だろ。確かに意識もカラダもぶっ飛びそうだが気持ち良いのはお前だけだな。」
「チッ。」

リーズの戯言を軽くいなして帰路に…てかねぇ、舌打ちされた?主がメイドに舌打ちされた?

「ねぇ、舌打ち…」
「あ、門が開きましたよディアボロ様。」
「リーズ、舌打ち…あぁもう!」


グシャグシャと髪を掻き乱しながら、俺は門と呼ばれる青白い影の中へと沈んだ。