引き出しには、鍵をかけたはずだった。 『お前なんかいらない』 そういわれたのは、 中学1年の夏…………… あたしは、男子バスケ部の部長と幼なじみで、とても仲が良かった。 でも、そのせいであたしを妬む子が出てきた。 いつの間にか、練習メニューも教えてもらえなくなり、実戦練習のときも、双方からボールをあてられたりした。