この人と、過去と、あたしの心の奥に沈めたひきだしと、、、 そろそろ決別しなければ。 「翔兄さん」 …期待に満ちた、あの頃と変わらない目。 …浅葱は俺のモノだと、今すぐにでも言い出しそうな口。 …すべて都合よく解釈して脳に音を届けそうな耳。 「あたしの好きな人はね」 ここにいる。 あたしを見守ってくれる。 「藤沢先輩、、、この人だよ。翔兄さんじゃない」 「浅葱ちゃん?」 「まさかって思ってるでしょ?あたしが好きなのは翔兄さんのはずだって」