不安に押しつぶされそうになりながら、藤沢先輩に歩み寄る。 「お…お疲れさまです」 …緊張で、今にも消えてしまいたい。 「あぁ、サンキュ」 タオルに手を伸ばすかと思いきや、藤沢先輩の手はあたしの手首をつかんでいた。 「ぅわっ」 ───ボスッ…! あたしはまんまと、先輩の胸にダイブ状態になってしまった。 「せんぱっ…!ちょ離して…」 「もう限界」 「何にも限りはなかったでしょうがっ」 「あったね」 あたしは、他の男バス部員の視線を感じた。