…勝った。 「昨日から、様子がおかしいんですよね。ビッケ君との特訓から帰って来たときも、、、あたしは寝たふりしてたんですけど。」 「特訓?」 「あれ?知りませんでしたか?」 あー、なんか見えた。 「あぁあ、先輩、浅葱のこと傷つけたでしょ。昨日泣いてたもんなぁ、せっかく認めてもらおうって頑張ってたのに…」 ものすごくばつが悪そうに顔を歪ませる先輩に、あたしは最後とどめを刺した。 「まぁ、いいです。特訓の成果、ちゃんと気付いてあげて下さいね」