「藤沢先輩、先生とかになれそうですよ」 「は?」 「だから、先生です。学校の」 一瞬、キョトンとした先輩の顔が、だんだん赤くなっていくのがわかる。 え?どしたの? 「先輩…?」 「お前は、なんでそういうことをさらっと言うんだよ。」 「え、だってそう思ったから…」 「もしかして、藤沢先輩の将来の夢って、教師ですか?」 梨子が、口を開いた。 「…あぁ、まぁな。」 藤沢先輩は恥ずかしそうに横に目を向けながら応えた。