「うぁあああ!!
負けたっ!!」
裕樹が頭を抱え、机に突っ伏した。
「ばーか。あたしに勝つなんて百年早いんだよ」
机の上に立ち、
あたしは裕樹を見下ろした。
「結歌さんっ!
行儀悪いですよっ!」
翔太に諭されるが
気にしない。
「よーし!じゃあいやいやボックスから引いてもらおうかなぁ〜」
武がいやいやボックスを
取り出した。
「お前ひまでこんな変なもん
作るなんて病んでんだなぁ。
頭大丈夫か??」
「し…翔太さんっ!
その言葉めっちゃ傷つきますよ!
俺の心はガラスのハート
なんですから!!」
「いっそ割れちまえ」

