あなたに会えた喜び


優介君は携帯を持ちながらいきなりカウントをし始めた。


「5、4、3、2、1」



その瞬間…




“ヒゥ~~~~~”



“ドォォーーーーーーーン!!!!”



「!?!?」


大きな大きな花火が空に打ち上がった。



「き…きれーい…」



「だろぉ?」



「見せたかった物ってコレ?」



「そっ!コレ!!」


ふいにあたしの頬っぺたは赤くなる。



「今年は俺、受験生だし…」



「え?」



「だから、俺中3でしょ?」



「中3?」



「知らなかったの…?」



うそーーーーーーーーーー!!!!!!