あなたに会えた喜び




次の日の朝。


あと1週間で夏休みだ…♪



花火も見たいし、祭りも行きたいし、もっとデートもしていろんな優介を知りたいなぁ…




そんなことを考えていたらあっという間に学校の校門の前に着いてしまった。




「おっはよぉ~ん!」


そう元気な声で挨拶をしてくれたのは美央だった。


「おはよう!美央!」


「さてさてぇ、昨日はどうしたのかな?♪」


「あっ!昨日!」


「そうだよ♪昨日だよ♪」



あたしはてっきり忘れてた。


委員長があたしのこと呼んでたんだ!


確か…“ふくだ”って言ったような…。てか本当だったらヤバイじゃん!



「ごめん!美央その話は後で!」



そう言ってあたしは急いで委員長の元に走った。